megafepsdaで覚えるのはやめよう

ざっくりまとめると

  • 動詞の後に不定詞が来るのか動名詞が来るのか覚えるのは大変
  • 不定詞や動名詞の働きを知ればmegafepsdaなんか覚える必要がない。
  • 語呂合わせは確かに便利だけど必要のないものは覚えないようにしよう

動詞の目的語として

  • 不定詞だけを取れるもの
  • 動名詞だけを取れるもの
  • 不定詞と動名詞の両方を取れるもの

があります。私は高校1年生の頃「メガフェプスダ(megafepsda)はing」と習いました。不定詞の方も覚え方があった気がするのですが、今となっては忘れてしまいました。

megafepsdaの方も、1文字1文字が動詞の頭文字を表しているのは覚えていますが、それがなんだったのかは覚えていません。

実は、大学生になって英語を学んでいくうちにメガフェプスダなんて覚えて置かなくても、見分けられるということがわかったんです。不定詞と動名詞の役割を少しだけ深く理解すれば、すぐにどちらが来るべきなのか、どっちも来ていいのか、その時の意味はどうなるのかまでしっかり抑えることができます。

世の中には覚えておかないといけないことってあると思うんです。でもその中にメガフェプスダは入っていません。メガフェプスダと覚えるのではなくて、その場で判断できるように不定詞と動名詞の役割を確認しておきましょう!

不定詞は「まだやっていない」を表す

不定詞は「to + 動詞の原形」の形をとります。この”to”というのはもともと前置詞で「方向を示す」働きをするものでした。”to school”で「学校へ」、”to me”で「私に」、”to the future”で「未来に」という具合に。

では、不定詞でtoを使った場合「方向を示す」働きは無くなるのでしょうか?

もちろん無くなりません。例えば”to believe”と言った時にもちゃんと方向を示してあります。それはどこを指しているのか?それは未来です。もっと簡単に表現するとしたら「まだやっていないこと」に関して不定詞は使われます。

具体例として”I forgot to go to the hospital.”という文章を考えてみましょう。

この文章の動詞は”forgot”「忘れる」という”forget”の過去形ですね。その目的語として”to go to the hospital”「病院へいくこと」があるわけです。

不定詞の役割に注目して考えてみてください。「忘れた」時点において「病院へいくこと」は実行できているでしょうか?

不定詞は「まだやっていないこと」を表すので、「忘れた」と言っている時点においては「病院に行って」ないということになります。

なので”I forgot to go to the hospital.”は「私は病院に行くのを忘れた」という意味になります。

動名詞は「すでにやっている」を表す

それに対して動名詞は「すでにやっている」ことを表しています。動名詞は「動詞にingをつけた形」です。この形で真っ先に思いつくのは進行形なのではないかと思います。厳密にいうと進行形のingは現在分詞なので違うのですが、イメージを掴んでもらう分には構わないと思うので進行形で考えてみます。

“I was playing soccer.”という文章を直訳すると「私はサッカーをしている状態でした。」となります。では、この文章の動詞”was”「でした」の時点で”playing soccer”「サッカーをすること」実行していたということになりますよね。

ここが不定詞との違いです。

具体例として”I forgot going the hospital.”という文章を考えてみましょう。先ほどの文の不定詞が動名詞になっただけです。

この文章を動名詞の役割に注目して考えてみてください。「忘れた」時点において「病院へいくこと」は実行できているでしょうか?

動名詞は「すでにやっている」ことを表すので、「忘れた」と言っている時点で「病院に行って」いたということになります。

なので”I forgot going the hospital.”は「私は病院に行ったことを忘れた」という意味になります。ほぼ記憶喪失ですねw

基準となる地点をちゃんと考える

ここまでで不定詞と動名詞の使い分けはバッチリだと思いますが、このような考え方をする時にやってしまいがちなミスがあります。次の文章をみてください。

“Would you mind opening the window?”「窓を開けてもらえませんか?」

もっと直訳すると「窓が開いていることを気にしますか?」です。先ほどの話を聞いてまだ窓は開いてないから”to open”じゃないの?と思う人もいるのではないかと思います。

やってしまいがちなことですが、それは基準にする時点を間違えてしまっているのでそう思ってしまうのです。

どこを基準にするのかというと「文の動詞」の時点です。先ほどの文章でいうと”mind”の時点ということになります。”mind”「気にする」の時点で「窓が開いている」という状態は起きているのでしょうかいないのでしょうか?

「窓が開いている」から「気になっている」ので、”mind”の時点では「窓が開いている」ことはすでに起こっていることですよね。だから動名詞を使うのが正しいというわけです。

動名詞しか、不定詞しか来れないはルールではない

冒頭で紹介した”forget”はすでに起きたことを忘れることもまだ実行していないことを忘れることもできるので動名詞も不定詞も目的語としてくることができます。

一方、すでに起きていることでないと”enjoy”「楽しむ」ことはできませんから、”enjoy”の目的語は動名詞であるべきです。

反対に、まだ起きていないことに対して”try”「試す」ことをしますから、”try”の目的語は不定詞であるべきです。

mindやavoidはややこしい

そのように考えると、”mind”「気にする」や、”avoid”「避ける」などは考えにくいことに気づくと思います。

一見どちらの動詞もまだ起こっていないことにもこれから起きることに対しても使えそうな感じがします。

でも実はmindやavoidは目的語として取れるのは動名詞のみで、不定詞は取れないんです。

なぜかというと「実際は起きて欲しくないから」です。先ほど、理解を簡単にする為に不定詞は「まだやっていないこと」に関して使われると言いました。しかし、もともとの役割を思い出してください。”to”は「方向を示す」のです。先ほどは未来方向と言いましたが、気持ち的にも前向きなんです。

つまり不定詞には「まだ起きてない(けど実際には起こってほしい)」という肯定的(前向き)なニュアンスが含まれているのです。だから「実際には起こって欲しくない」ことに関しては不定詞は使わないのです。この時の動名詞には「まだ起きていないけど仮に起きたとしたら…」という仮定法的なニュアンスが加わっていると考えることができるわけです。

不定詞か動名詞かはその場で判断できる

いかがですか?メガフェプスダなんか覚えなくても、不定詞が来るのか動名詞が来るのかはその場で判断できそうじゃないですか?考え方を掴んだら後は練習あるのみで、どんどんセンスを磨いていってくださいね。

ただメガフェプスダはよく出てくる動詞をまとめたものとも言えるので、英単語をまだそんなに覚えられていない人にとっては、役に立つのかもとか最後に思ってみたりして…